転職エージェントを利用していて、「この担当者、なんか合わないな…」と感じたことはありませんか?連絡が遅い、提案される求人が的外れ、こちらの話をちゃんと聞いてくれない——そんな悩みを抱えていても、「変更をお願いしたら失礼かな」と遠慮してしまう方が多くいます。
しかし、担当者変更は転職エージェントで日常的に行われており、遠慮する必要はまったくありません。むしろ、合わない担当者のまま転職活動を続けることで、選考機会を逃したり、精神的なストレスが蓄積したりするデメリットの方が大きいのです。
この記事では、担当者変更を申し出るべきケース、電話・メール別の具体的な伝え方(スクリプト・例文付き)、主要エージェント別の変更窓口、うまくいかないときの対処法、よくある質問まで、担当者変更に関するすべての疑問を徹底解説します。
この記事でわかること
- 担当者を変更すべき5つの具体的なケース
- 電話・メール別の担当者変更の伝え方(例文・スクリプト付き)
- 主要4社(リクルートエージェント・doda・マイナビエージェント・パソナキャリア)の変更窓口
- 変更がうまくいかないときの代替手段
- 担当者変更に関するよくある質問5問
担当者を変更すべき5つのケース
「担当者を変えた方がいいのか、それとも自分が我慢すべきなのか」と迷う方は多いです。以下の5つのケースに当てはまる場合は、迷わず担当者変更を申し出ることをおすすめします。
ケース1:連絡のレスポンスが極端に遅い
転職活動はスピードが命です。書類選考を通過したのに面接日程の連絡が3日来ない、求人についての質問に返事がなかなかこない——こうした状況は機会損失に直結します。
一般的に、転職エージェントの連絡は24〜48時間以内が目安です。それを大幅に超える場合、担当者の業務量過多や優先度の低さが原因の可能性があります。リマインドのメールを1度送っても改善が見られない場合は、変更を検討しましょう。
ケース2:提案される求人が希望と全くかみ合わない
「希望年収は500万円以上と伝えているのに、350万円の求人ばかり送られてくる」「エンジニア職を希望しているのに営業職を勧められる」——こうしたケースは、担当者がヒアリング内容を正確に理解・把握していないか、自社の紹介実績を優先している可能性があります。
希望条件を文書で送り直しても改善しない場合は、相性の問題として変更を申し出るのが賢明です。
ケース3:担当者の態度・言動が失礼・高圧的
「あなたのスペックではこの求人は難しいですよ」「早く決めないとチャンスを逃しますよ」といった脅し的な言い方、こちらの話を遮って一方的に話し続ける、敬語が崩れているなど、サービスを提供する立場として不適切な言動が見られる場合は即座に変更を検討すべきです。
こうした担当者と関係を続けても、精神的なストレスが増すだけで転職活動にプラスになることはありません。
ケース4:業界・職種への知識が不足している
IT業界を希望しているのに担当者がIT職種に疎い、医療・介護分野の専門用語を知らない、業界の市場動向を把握していない——こうしたケースでは、求人提案の質や面接対策の精度が大幅に落ちます。
大手エージェントでは業界・職種に特化した担当者が在籍していることが多いため、「〇〇業界に詳しい担当者に変更してほしい」と具体的にリクエストすることも有効です。
ケース5:なんとなく話しにくい・相性が合わない
明確な問題がなくても「なんとなく話しにくい」「相談しにくい雰囲気がある」と感じる場合も、担当者変更の正当な理由になります。転職活動では、担当者に本音を話せるかどうかが成功の鍵を握ります。
相性の合わない担当者には本音を話しにくくなり、結果として求人提案の精度も下がります。「なんとなく合わない」という感覚は重要なシグナルとして受け止めてください。
担当者変更の正しい依頼方法
担当者変更を申し出る際は、方法と言い方が重要です。感情的になったり、担当者を一方的に批判したりする表現は避け、丁寧かつ建設的な伝え方を心がけましょう。
電話での伝え方(スクリプト例付き)
電話での変更依頼は、担当者本人ではなくカスタマーサポートや受付担当に連絡するのがスムーズです。担当者本人に電話すると、その場で引き止められたり気まずくなったりするリスクがあります。
電話スクリプト例(カスタマーサポートに連絡する場合)
「お世話になっております。現在〇〇エージェントを利用しております、〇〇と申します。
担当者変更についてご相談がありまして、ご連絡いたしました。
現在の担当者の方にご不満があるというわけではないのですが、転職活動をより効果的に進めるため、担当を変えていただくことは可能でしょうか。
【もし理由を聞かれた場合】希望する求人の方向性について、もう少し〔業界・条件・職種〕に詳しい方にサポートをお願いできればと考えております。
お手数をおかけしますが、ご対応をよろしくお願いいたします。」
電話での変更依頼のポイント
- 担当者本人ではなく、代表番号やカスタマーサポートに電話する
- 感情的な批判は避け、「より良い転職活動のため」という前向きな理由で伝える
- 名前・登録番号(会員ID)を手元に用意しておく
- 担当者名も伝えられると手続きがスムーズ
メールでの伝え方(例文付き)
メールでの変更依頼は、落ち着いて内容を整理してから送れる点でおすすめです。電話のように即興で対応する必要がなく、記録にも残ります。
【例文1】担当者本人に送る場合
〇〇エージェント 〇〇様
お世話になっております。〇〇(氏名)です。
これまでご丁寧にサポートいただき、誠にありがとうございます。
大変申し上げにくいのですが、一点ご相談がありご連絡いたしました。
現在の転職活動において、〔例:希望する業界・職種との方向性のすり合わせがうまくできていないと感じており〕、今後の活動をより効果的に進めるため、担当者を変更していただくことは可能でしょうか。
〇〇様のご対応への不満というわけではなく、私の希望をより深くご理解いただける方にサポートをお願いできればと考えております。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
〇〇(氏名)
電話:000-0000-0000
【例文2】カスタマーサポート宛に送る場合
〇〇エージェント ご担当者様
お世話になっております。〇〇(氏名)と申します。会員IDは〇〇〇〇〇です。
現在、〇〇様(担当者名)にサポートいただいておりますが、今後の転職活動をより効果的に進めるため、担当者の変更をご検討いただけますでしょうか。
特定の理由というわけではございませんが、自分の転職の方向性をより深くご理解いただける方とご一緒できればと考えております。
お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。
〇〇(氏名)
ご登録メールアドレス:xxxx@xxx.com
担当者変更を伝える際の3つのポイント
- 担当者を批判しない:「〇〇さんが最悪だから」「対応がひどいから」といった言い方は避け、「より良い転職活動のため」「方向性のすり合わせのため」という前向きな表現を使う
- 理由は簡潔に:長々と説明する必要はありません。「希望とのマッチング精度を上げたい」「業界知識の豊富な方にお願いしたい」など、1〜2文で十分です
- 早めに申し出る:「もう少し待ってみよう」と我慢を続けると、時間とエネルギーが無駄になります。「合わないかも」と感じたら、早期に申し出るのが賢明です
主要エージェント別の担当者変更窓口・方法
担当者変更の手順はエージェントによって多少異なります。主要4社の変更方法をまとめました。
リクルートエージェントの場合
日本最大規模の転職エージェントであるリクルートエージェントは、担当者が多く、比較的スムーズに変更に応じてもらえることで知られています。
| 連絡方法 | 手順・ポイント |
|---|---|
| メール | 担当のキャリアアドバイザーに直接メールで変更を依頼。もしくはマイページの「お問い合わせ」から「担当者変更希望」と送信 |
| 電話 | 代表番号(0120-960-727)に電話し、担当者変更を希望していることを伝える |
| 所要時間 | 申し出から1〜3営業日程度で新担当者への引き継ぎが完了するケースが多い |
ポイント:リクルートエージェントは業界・職種ごとにチーム制を採っている場合があります。「IT業界担当のアドバイザーにお願いしたい」など、専門分野を指定して変更依頼するとより良いマッチングにつながります。
dodaの場合
dodaはキャリアアドバイザーと求人紹介担当(採用プロジェクト担当)の2名体制が特徴です。そのため、どちらの担当者を変更したいかを明確にして連絡することが重要です。
| 連絡方法 | 手順・ポイント |
|---|---|
| マイページ | dodaのマイページにある「相談・お問い合わせ」から「担当者変更について」と入力して送信 |
| メール | 担当キャリアアドバイザーに直接メールで変更を相談する |
| 注意点 | 2名体制のため「キャリアアドバイザーの変更」なのか「採用プロジェクト担当の変更」なのかを明記する |
ポイント:dodaでは担当者の得意分野が明記されているケースもあるため、「〇〇業界に詳しい担当者をご紹介いただけますか」と具体的にリクエストすると希望に沿った変更がしやすくなります。
マイナビエージェントの場合
マイナビエージェントは、業界・地域に特化したチームが充実しており、専門性の高い担当者への変更依頼が通りやすいのが特徴です。
| 連絡方法 | 手順・ポイント |
|---|---|
| メール | 担当アドバイザーにメールで変更を依頼するか、マイナビエージェントのサポートデスクへメールで問い合わせる |
| 電話 | 代表番号から「担当変更について相談したい」と伝える。サポートデスクが対応してくれる |
| ポイント | IT・営業・医療など職種別のチームがあるため、希望職種の専門担当への変更を指定すると効果的 |
パソナキャリアの場合
パソナキャリアはハイクラス・専門職向けのエージェントで、担当者一人ひとりの専門性が高いことが特徴です。
| 連絡方法 | 手順・ポイント |
|---|---|
| メール | 担当コンサルタントへ直接メールで変更の相談をする |
| 電話 | カスタマーサポートに電話し「担当変更を相談したい」と申し出る |
| ポイント | 希望業界や年収帯を具体的に伝えることで、より専門性の高いコンサルタントへの変更が期待できる |
担当者変更がうまくいかない時の対処法
担当者を変更しても状況が改善しない、または変更自体を断られてしまった場合には、以下の対処法を検討しましょう。
対処法1:別の転職エージェントに並行登録する
転職活動において、複数のエージェントに並行登録することは業界の常識です。1社に絞ると求人の選択肢が狭まるうえ、担当者との相性リスクも高まります。
現在利用しているエージェントでの活動を継続しながら、別のエージェントにも登録することで、自然と比較できるようになります。合わないエージェントへの依存度を下げながら、より相性の良い担当者を見つけることができます。
対処法2:エージェント自体を乗り換える
担当者を変えても「やはり合わない」「このエージェントのスタイル自体が自分に向いていない」と感じる場合は、エージェント自体を変更しましょう。退会手続きは各社のマイページや電話・メールから簡単に行えます。
乗り換えの際には、以下の観点で次のエージェントを選ぶと失敗しにくくなります。
- 希望業界・職種に特化したエージェントを選ぶ(例:IT特化なら「レバテックキャリア」、ハイクラスなら「JACリクルートメント」)
- 口コミや評判で担当者の質が高いとされているサービスを選ぶ
- 面談前に希望条件を詳細に記入できる登録フォームのサービスを選ぶ(担当者とのミスマッチが起きにくい)
対処法3:自己応募(直接応募)を並行して進める
エージェント経由だけでなく、企業の採用ページやIndeed・LinkedIn等からの直接応募も並行して進めることで、エージェントへの依存度を下げられます。特に志望度の高い企業については、自己応募を選択することで選考フローが短縮されるケースもあります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 担当者変更を申し出ると、印象が悪くなりますか?
A. なりません。担当者変更は転職エージェントにとって日常業務の一部です。ユーザーが快適にサービスを利用できるよう、エージェント側もサポートするのが基本スタンスです。むしろ「合わないのに黙って不満を溜め込む」方が、転職活動の質が下がってしまいます。
また、変更を依頼したことが選考中の企業に知られることは一切ありません。エージェントの内部的な担当変更であり、企業側には通知されません。安心して申し出てください。
Q2. 担当者変更は何回でもできますか?
A. 一般的に1〜2回は対応してもらえます。ただし、何度も繰り返すとエージェント側が対応を難しいと判断したり、サービス提供を断られるケースもあります。変更回数を重ねるよりも、その時点で「合わないな」と感じたら別のエージェントへの移行を検討する方が賢明です。
Q3. 担当者変更は選考中の案件に影響しますか?
A. 基本的に影響しません。担当者が変わっても、進行中の選考は引き継がれます。新しい担当者がこれまでの経緯を把握したうえでサポートを続けてくれます。ただし、引き継ぎのタイミングで情報が正確に伝わるよう、現在進行中の選考状況(応募企業・選考ステップ・面接日程など)を新担当者に改めて確認・共有することをおすすめします。
Q4. 担当者変更を申し出るとき、理由を正直に言うべきですか?
A. 正直に伝えても構いませんが、批判的な表現は避けましょう。「連絡が遅いから」「的外れな求人ばかりだから」という事実を率直に伝えること自体は問題ありませんが、感情的・批判的なトーンにならないよう注意が必要です。「より良い転職活動のため」「私の希望をより深く理解していただける方に」という前向きな言い方にすると、エージェント側も対応しやすくなります。
Q5. 担当者変更をメールで申し出た場合、いつ頃返信が来ますか?
A. 通常1〜3営業日以内に返信が来ます。返信が遅い場合は、そのこと自体が「このエージェントとの相性が良くない」サインかもしれません。1週間以上返信がない場合は、電話でフォローするか、別エージェントへの移行を検討しましょう。
まとめ
担当者変更は、転職活動をより良くするための正当な権利です。「申し訳ない」「印象が悪くなるかも」と遠慮する必要はまったくありません。
この記事のポイントまとめ
- 担当者変更は日常的なことであり、遠慮する必要なし
- 連絡が遅い・提案が的外れ・態度が悪い・相性が合わないなら迷わず変更を依頼する
- メールでの依頼が最もスムーズ。担当者批判ではなく前向きな理由で伝える
- 変更がうまくいかない場合は別のエージェントへの移行を検討する
- 複数のエージェントに並行登録するのが転職成功の近道
担当者との相性が転職活動の質を大きく左右します。一人の担当者に固執せず、複数のエージェントをうまく活用することが転職成功のカギです。まだ1社しか登録していない方は、この機会に比較検討してみてください。
📋 転職エージェント選びに迷ったら
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✍️ この記事を書いた人:エージェントK
転職エージェント比較ナビ 編集部
【運営者プロフィール】転職を3回経験した現役ビジネスパーソン。リクルートエージェント・doda・マイナビエージェント・JACリクルートメントを実際に利用し転職成功。現在は「広告費に左右されないフラットな情報提供」をモットーに転職エージェント情報を発信中。延べ10社以上の転職エージェントを体験済み。

