20代で初めての転職を考えたとき、「どの転職エージェントを使えばいいのか」で迷う人は非常に多い。実際、転職エージェントは100社以上存在し、サービスの質もサポート体制も千差万別だ。間違ったエージェントを選ぶと、自分に合わない求人ばかり紹介されて時間を無駄にしたり、担当者との相性が悪くてストレスが溜まったりする。この記事では、20代・第二新卒・初転職の人に本当に使ってほしいエージェント5社を厳選し、選び方から活用術まで完全解説する。
20代が転職エージェントを使うべき理由3つ
理由1:非公開求人にアクセスできる
転職エージェントに登録すると、転職サイトには掲載されていない「非公開求人」を紹介してもらえる。非公開求人は全求人の約70〜80%を占めるとも言われており、エージェント経由でしか出会えない優良求人が数多く存在する。特に大手企業や年収アップが狙える求人の多くは、応募が殺到しないよう非公開にされている。20代のうちにこのルートを使わない手はない。
理由2:無料で転職のプロからサポートを受けられる
転職エージェントは求職者側に一切費用がかからない。なぜなら、採用が決まった企業から報酬を受け取るビジネスモデルだからだ。つまり、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、年収交渉まで、転職のプロによるサポートがすべて無料で受けられる。社会人経験が浅い20代にとって、この「伴走サポート」は非常に心強い武器になる。
理由3:20代は転職市場における最強のポテンシャル採用対象
企業の採用担当者が最も重視する採用基準の一つが「伸びしろ」だ。20代は経験が浅くても「成長できる人材」として評価されやすく、第二新卒(新卒入社後3年以内)であれば未経験業界への転職も十分狙える。この年代特有の「ポテンシャル採用枠」が存在し、30代以降では挑戦が難しいキャリアチェンジも20代なら実現できる可能性が高い。転職エージェントはこうした20代向けの求人情報を大量に保有しており、自分一人では見つけられないチャンスを引き出してくれる。
20代におすすめの転職エージェント5選【比較表付き】
まず5社を一覧で比較してみよう。
| サービス名 | 公開求人数 | 得意分野 | 20代おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| リクルートエージェント | 約60万件以上 | 全業種・全職種(業界最大手) | ★★★★★ |
| doda | 約20万件以上 | IT・メーカー・営業 | ★★★★☆ |
| マイナビエージェント | 約6万件以上 | 20代・第二新卒・中小優良企業 | ★★★★☆ |
| ハタラクティブ | 約4,000件以上 | 未経験・フリーター・第二新卒 | ★★★★★ |
| マイナビジョブ20’s | 約3,000件以上 | 20代専門・未経験歓迎 | ★★★★☆ |
1. リクルートエージェント|求人数No.1の圧倒的な選択肢
リクルートエージェントは国内最大手の転職エージェントで、公開求人だけでも60万件を超える。非公開求人を合わせると100万件超と言われており、他のどのエージェントよりも多くの求人から自分に合う仕事を探せる。大手企業から中小・ベンチャーまで幅広く網羅しており、「とにかく選択肢を広げたい」という20代に真っ先におすすめしたいサービスだ。
メリット:求人数が圧倒的に多く、転職サポートの質も高い。模擬面接や書類添削のサービスが充実している。全国47都道府県に対応しており、地方への転職も相談できる。
デメリット:求人数が多すぎて情報整理に時間がかかる場合がある。担当者によってサポートの質に差が出やすいという口コミも見られる。
こんな人におすすめ:業種・職種をまだ絞りきれていない20代、大手企業への転職を目指している人、とにかく多くの求人を比較したい人。
2. doda|エージェントとスカウトを同時活用できる
dodaはリクルートエージェントに次ぐ業界第2位の規模を誇り、転職エージェントと転職サイトの機能を一つのサービスで使える点が最大の特徴だ。エージェントから求人を紹介してもらいながら、同時に企業からのスカウトメッセージも受け取れるため、受け身と能動的な転職活動を並行して進められる。
メリット:エージェント機能とスカウト機能が一体化しており、効率よく転職活動を進められる。IT・エンジニア系の求人が豊富で、未経験からのIT転職を目指す20代にも向いている。
デメリット:スカウトメールの量が多く、整理が大変に感じることがある。キャリアアドバイザーとの相性差があるという意見もある。
こんな人におすすめ:IT・メーカー・営業職に興味がある20代、企業から直接アプローチを受けたい人、転職活動の期間をなるべく短くしたい人。
3. マイナビエージェント|20代・第二新卒のサポートに特化
マイナビエージェントは20代・第二新卒の転職に注力しており、若手向けの求人が充実している。担当のキャリアアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれると評判で、「初めての転職で何もわからない」という人でも安心して使えるサービスだ。求人数は大手2社に比べると少ないが、中小の優良企業やベンチャー企業の求人が豊富なのが強みである。
メリット:20代・第二新卒向けのサポートノウハウが蓄積されており、手厚い個別サポートが受けられる。面接後のフィードバックも詳しく教えてもらえるため、改善点が明確になる。
デメリット:求人数は大手ほど多くなく、特定の業界・職種だと選択肢が限られる場合がある。東京・大阪以外では求人が少なくなる傾向がある。
こんな人におすすめ:初めての転職で不安が大きい20代、第二新卒として異業種転職を考えている人、丁寧なサポートを重視する人。
4. ハタラクティブ|未経験・フリーター歓迎の求人に強い
ハタラクティブは未経験者やフリーター、既卒・第二新卒の転職支援に特化したサービスだ。「学歴・職歴に自信がない」「これまで正社員として働いた期間が短い」という人でも積極的にサポートしてくれる。求人数こそ他社より少ないが、保有求人のほぼすべてが未経験歓迎となっており、採用率が高いのが特徴だ。実際にハタラクティブを利用した人の内定率は約80%以上と公表されており、就職・転職成功率の高さは業界でも群を抜いている。
メリット:履歴書・職務経歴書の書き方から面接練習まで、手取り足取りサポートしてくれる。未経験OKの正社員求人が充実しており、書類選考の通過率が高い。
デメリット:求人数が限られるため、大手企業や特定職種への転職には向いていない。20代後半以降になると対応できる求人の幅が狭まる場合がある。
こんな人におすすめ:学歴・職歴に不安がある20代、フリーターや既卒から正社員を目指したい人、短期間で内定を獲得したい人。
5. マイナビジョブ20’s|20代専門エージェントとして唯一無二の存在
マイナビジョブ20’sは文字通り「20代専門」の転職エージェントで、20歳〜29歳に特化したサービス設計がされている。担当アドバイザー全員が20代の転職支援の専門家であり、20代特有の悩み(キャリアが短い、スキルがない、どんな仕事が向いているかわからないなど)に精通している。適性診断ツール「Biz SCORE Basic」が無料で利用でき、自分の強みや向いている仕事を客観的に把握してから転職活動をスタートできる。
メリット:20代の転職に特化しているため、同世代のリアルなキャリア事例を参考にしながら相談できる。適性診断で自己理解を深めてから転職活動に入れる点が他社にない強みだ。
デメリット:29歳までしか利用できない年齢制限がある。求人数は大手には及ばないため、他のエージェントと並行利用するのが理想的。
こんな人におすすめ:「自分が何をしたいかわからない」という20代、初めての転職で右も左もわからない人、同世代のキャリア事例を聞きながら転職を進めたい人。
20代の転職エージェント活用術【失敗しない使い方】
複数のエージェントに登録して比較する
転職エージェントは1社だけに絞らず、2〜3社に同時登録するのが鉄則だ。複数登録することで、紹介される求人の幅が広がるだけでなく、各社の担当者の対応やアドバイスを比較できる。あるエージェントでは「あなたには向いていない」と言われた職種でも、別のエージェントでは積極的に求人を紹介してもらえることがある。また、複数のエージェントに登録していると伝えることで、各社が良い求人を優先的に紹介しようとするという心理的な効果もある。なお、複数登録はルール違反ではないので安心してほしい。
おすすめの組み合わせは以下の通りだ。
- 王道パターン:リクルートエージェント + マイナビエージェント(求人の総量と20代向けサポートの両立)
- 未経験転職パターン:ハタラクティブ + マイナビジョブ20’s(未経験向け求人 + 20代専門サポート)
- IT転職パターン:doda + リクルートエージェント(IT求人の豊富さと求人数の多さを組み合わせる)
初回面談で「正直に」状況を伝える
転職エージェントとの初回面談は、自分を良く見せようとする必要は全くない。現在の職場の不満、転職理由、スキルの不安、希望する条件など、できる限り正直に話すことが最適な求人紹介につながる。担当者はあなたの転職を成功させることが仕事なので、状況を正確に把握している方が的確なアドバイスをもらえる。
面談で伝えておくべき主なポイントは次の通りだ。
- 転職を考えた一番の理由(給与・人間関係・キャリアアップなど)
- 転職活動にかけられる期間(急ぎかどうか)
- 希望する年収・勤務地・働き方
- 絶対に譲れない条件と、多少妥協できる条件
- 現時点での懸念や不安
転職スケジュールを逆算して立てる
「いつまでに転職したいか」というゴールから逆算してスケジュールを組むことが重要だ。一般的に、転職活動の開始から内定までは平均3〜4ヶ月かかると言われている。退職意思の申し出から退職まで最低1ヶ月が必要な会社が多いため、現職を辞めてから転職活動を始めると金銭的に追い詰められるリスクがある。在職中に転職活動を進め、内定後に退職の交渉をするのが最も安全なルートだ。
標準的な転職スケジュール例(3ヶ月プラン)は以下の通り。
- 1ヶ月目:エージェント登録・面談・履歴書・職務経歴書作成・求人応募開始
- 2ヶ月目:書類選考・一次面接・二次面接を並行して複数社進める
- 3ヶ月目:最終面接・内定獲得・条件交渉・入社日調整・現職への退職交渉
20代の転職でよくある失敗と対策
失敗1:転職理由が「なんとなく」で面接で詰められる
「なんとなく今の会社が嫌だから」「友達が転職して羨ましかった」という曖昧な転職理由は、面接官に見透かされる。転職エージェントに相談しながら、「なぜ転職したいのか」「転職して何を実現したいのか」を言語化する作業を必ずしておこう。ネガティブな理由をポジティブに言い換えるのではなく、本質的に自分が何を求めているかを整理することが大切だ。
失敗2:1社しか受けずに不合格で転職活動を諦める
初めての転職で陥りやすい失敗が「本命1社に絞って応募し、落ちたら転職自体を諦める」というパターンだ。転職活動では書類選考の通過率は平均30%前後であり、3社応募して1社通過するのが一般的なペースだ。最低でも5〜10社に同時進行で応募し、選考を並行して進めることで心理的プレッシャーを分散させながら、転職活動全体の質を上げることができる。
失敗3:年収だけで転職先を決めてしまう
年収アップを目的にした転職は20代に多い。しかし、基本給が上がっても残業が増えれば時給換算すると下がるケースもある。また、成長できる環境や将来のキャリアパスを無視して年収だけで転職先を選ぶと、数年後に行き詰まるリスクがある。20代は「今すぐの年収」より「3〜5年後のキャリア価値」を軸に転職先を選ぶ方が、長期的に見て正解になることが多い。
失敗4:転職エージェントに言われるがままに動く
転職エージェントは心強い味方だが、担当者の言葉をすべて鵜呑みにするのは危険だ。エージェントは企業から報酬をもらうビジネスなので、求職者ではなく採用企業側に有利な提案をしてしまうケースも稀にある。「本当に自分に合っているか」「なぜこの求人を紹介されているのか」を自分で考え、納得できない場合は遠慮なく断って別の求人を求めよう。担当者を変えてもらうことも権利として認められている。
失敗5:現職をすぐに辞めてから転職活動をする
精神的に追い詰められて「もう辞めてから考える」と決断してしまうケースがあるが、これは避けた方が賢明だ。無職期間が長くなると、面接で「なぜ辞めてから活動しているのか」という不利な質問を受けやすくなる。また、収入がない状態での転職活動は焦りを生み、本来なら断るべき条件の企業に妥協してしまう危険性がある。どれだけ辛くても、在職中に内定を勝ち取ってから退職するのが基本戦略だ。
よくある質問(FAQ)
Q1. 転職エージェントは複数登録してもいいですか?
はい、複数登録は全く問題ありません。むしろ2〜3社に同時登録することを強くおすすめします。各社の得意分野や担当者との相性を比較しながら活動することで、より多くの選択肢と的確なアドバイスを受けられます。重複して同じ企業に応募しないよう、各エージェントに応募状況を都度報告しておくと安心です。
Q2. 転職エージェントの利用に費用はかかりますか?
求職者側は完全無料です。転職エージェントは採用が決まった企業から紹介手数料を受け取るビジネスモデルなので、求職者がお金を払う必要は一切ありません。登録から内定・入社後のフォローまで、すべてのサービスが無料で利用できます。
Q3. 第二新卒でも転職エージェントを使えますか?
はい、使えます。むしろ第二新卒は転職市場で非常に評価が高く、エージェント各社が積極的にサポートしています。新卒と同様に「伸びしろ」を評価してもらえるため、未経験の業種・職種への転職も十分に可能です。マイナビエージェントやマイナビジョブ20’s、ハタラクティブなどは特に第二新卒の支援に力を入れています。
Q4. 在職中でも転職活動できますか?
できます。在職中の転職活動は非常に一般的で、転職エージェントも前提としてサポートしてくれます。平日夜や土日でも面談・面接に対応している企業も多く、スケジュール調整もエージェントが代行してくれます。オンライン面接が普及した現在は、在職中でも転職活動しやすい環境が整っています。
Q5. 転職活動が会社にバレることはありますか?
転職エージェントが在籍企業に連絡することはありません。ただし、SNSへの投稿、同僚への相談、在籍確認の電話(一部の企業が選考中に行う場合がある)によってバレるリスクはゼロではありません。転職活動中は職場での言動に注意し、信頼できる人以外には話さないのが無難です。
Q6. 転職エージェントに登録したら、すぐに転職しなければいけませんか?
そんなことはありません。「情報収集したい」「半年後を目安に転職を考えている」という段階での登録も歓迎されています。ただし、担当者には現時点での状況と希望タイムラインを正直に伝えておくと、適切なペースでサポートしてもらえます。登録したからといって転職を急かされることはないので、安心して活用してください。
Q7. 転職エージェントの担当者を変えることはできますか?
できます。担当者との相性が悪い、連絡が遅い、的外れな求人ばかり紹介されるなどの問題があれば、遠慮なく変更を申し出てください。問い合わせフォームや電話で「担当者の変更をお願いしたい」と伝えれば対応してもらえます。転職エージェントへの遠慮は不要で、あくまで自分の転職を成功させるためにサービスを活用するという姿勢で臨みましょう。
まとめ:20代の転職はエージェントを賢く使って成功させよう
20代の転職は人生の中でも大きな分岐点になりうる。正しい転職エージェントを選び、賢く活用することで、自分では見つけられなかった優良企業への転職が実現できる。この記事で紹介した5社の特徴を改めておさらいしておこう。
- リクルートエージェント:求人数No.1。まず登録すべき最強エージェント
- doda:エージェント+スカウトの二刀流。IT・メーカー系に強い
- マイナビエージェント:20代・第二新卒のサポートに特化。丁寧な対応が評判
- ハタラクティブ:未経験・フリーター歓迎。内定率80%以上の実績
- マイナビジョブ20’s:20代専門。適性診断で自己分析から始められる
どれか1社に絞るのではなく、2〜3社に登録して並行活用するのが転職成功の近道だ。まずは気になるエージェントに無料登録して、担当者との面談から始めてみよう。転職は早く動くほど選択肢が広がる。20代の今が最大のチャンスだ。
📋 転職エージェント選びに迷ったら
→ 転職エージェントおすすめ比較ランキング24選【2026年最新】
24社を徹底比較。年代・職種・状況別に最適なエージェントがわかります。
✍️ この記事を書いた人:エージェントK
転職エージェント比較ナビ 編集部
【運営者プロフィール】転職を3回経験した現役ビジネスパーソン。リクルートエージェント・doda・マイナビエージェント・JACリクルートメントを実際に利用し転職成功。現在は「広告費に左右されないフラットな情報提供」をモットーに転職エージェント情報を発信中。延べ10社以上の転職エージェントを体験済み。

