転職エージェントの電話がしつこい!角を立てない断り方とスクリプト集
転職エージェントに登録したとたん、毎日のように電話がかかってきて「もう登録しなければよかった」と後悔していませんか?仕事中や就寝前に知らない番号から着信が続くのは、誰でもストレスを感じます。しかし、だからといって無視し続けたり、着信拒否するのも気が引ける——そんな板挟みの悩みを抱えている方に向けて、角を立てずに電話を断るスクリプトと、エージェントごとの具体的な設定方法をまとめました。適切に伝えるだけで、ほとんどのケースはすぐに解決できます。
この記事でわかること
- 転職エージェントの電話がしつこい本当の理由
- 角を立てずに断る3つの方法と今すぐ使えるスクリプト
- リクルートエージェント・doda・マイナビなど主要5社の連絡頻度設定方法
- 登録前にできる「電話を減らすための事前設定」
- それでも改善しない場合の最終手段
転職エージェントの電話がしつこい理由
「なぜこんなに電話をかけてくるのか」——その疑問に答えるには、転職エージェントのビジネスモデルと担当者の置かれた状況を知ることが大切です。理由を理解すると、断る際の言葉選びもぐっとスムーズになります。
ビジネスモデル:転職が成立しないと報酬ゼロ
転職エージェントは完全成果報酬型のビジネスです。求職者が転職先に入社して初めて、採用企業から紹介料(年収の30〜35%程度)が入ります。つまり、面談をセッティングしても、求人を紹介しても、転職が成立しなければ一切収益が発生しません。
そのため「できるだけ多くの求職者を早期に転職成功させる」ことが最優先となり、担当者は積極的に連絡を取ろうとします。
担当者のKPI(目標数値)とノルマ
転職エージェントの担当者(キャリアアドバイザー)には、多くの場合以下のようなKPIが設定されています。
- 月次面談設定件数:1か月に何件の面談(カウンセリング)をセッティングするか
- 求人応募件数:担当する求職者が何件の求人に応募するか
- 内定・入社件数:最終的な成果指標
月末や四半期末が近づくと、数字を積み上げるために連絡頻度が増える傾向があります。電話が集中するタイミングがあるとしたら、このKPI達成のためだと考えてよいでしょう。
求人情報の鮮度問題
人気企業の求人枠は数日〜数週間で埋まることがほとんどです。担当者からすると「良い求人があるうちに求職者に紹介しなければ」という焦りがあります。「急いで連絡した方が求職者のためになる」という担当者なりの善意も含まれているのです。
登録後72時間が「電話ピーク」
多くのエージェントでは、登録から72時間以内に初回面談を設定するという内部ルールがあります。そのため、登録直後の数日間は特に電話頻度が高くなります。この時期を乗り越えれば、連絡は自然と落ち着くことも多いです。
電話を角を立てずに断る3つの方法
「断るのは悪いことでは?」と心配する必要はありません。連絡方法の希望を伝えることは、求職者の正当な権利です。以下の3つの方法と、そのまま使えるスクリプト(台本)を紹介します。
方法①「今は時期ではない」作戦
転職時期が未定だったり、少し先の話だという場合に有効なのが「活動時期の見直し」を伝える方法です。嘘をつく必要はなく、「今すぐではない」という事実を丁寧に伝えるだけでOKです。
電話スクリプト例①:活動時期の見直しを伝える
「ご連絡ありがとうございます。実は転職活動の開始時期を見直していまして、今すぐではなく〇か月後くらいを目安に考えています。その頃にまた改めてご連絡いただくことは可能でしょうか。それまでの間は、こちらから連絡が必要な場合にご相談する形にさせてください」
このスクリプトのポイントは「完全に断る」のではなく「時期をずらす」という提案をしている点です。エージェント側も「見込み客として維持」できるため、無理に押してくることはほぼなくなります。
方法②「メールでお願い」作戦
在職中の転職活動では、日中に電話を受けることが難しい方が多いはずです。「電話が多い」と感じている場合の最もシンプルな解決策は、連絡手段をメールやLINEに切り替えてもらうことです。
電話スクリプト例②:メール連絡に切り替える
「いつもご連絡いただきありがとうございます。現職中のため日中は電話に出られない場合がほとんどで、大変申し訳ないのですが、今後はメール(またはLINE)でご連絡いただけますか?内容を確認して、折り返しこちらからご連絡いたします」
電話スクリプト例②-B:連絡頻度を下げてもらう
「求人情報はぜひご紹介ください。ただ、仕事が忙しい時期で、週1回程度のペースでまとめてご連絡いただけると助かります。急ぎの案件はメールでお知らせいただければ確認します」
「メールにしてほしい」と伝えることで、担当者も「電話は避けるべき」と認識し、以後の連絡方法が変わります。これはほぼすべてのエージェントで即日対応してもらえる方法です。
方法③「状況が変わったら連絡する」作戦
転職を積極的に検討していない場合や、しばらく活動を止めたい場合に有効です。担当者に「能動的に情報収集に動く意思がある」と伝えることで、一方的な電話攻勢を止めてもらいます。
電話スクリプト例③:自発的に連絡すると伝える
「ご連絡ありがとうございます。現在は情報収集の段階で、転職活動を本格的にスタートするのはもう少し先になりそうです。準備が整いましたらこちらからご連絡しますので、それまでの間は定期的なご連絡はお休みしていただけますか?もし急ぎの良い案件があればメールでお知らせいただければ確認します」
このスクリプトでは「退会しない」「良い情報は欲しい」という意思を示しつつ、日常的な電話を止めてもらっています。担当者も「完全に切れたわけではない」と解釈できるため、関係を維持しながら電話を減らすことができます。
主要エージェント別の連絡頻度設定・電話停止方法
各転職エージェントには、マイページや会員設定から連絡頻度・方法を変更できる機能が用意されています。口頭で伝えるだけでなく、設定で変更しておくと効果が持続します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは国内最大手で、担当者の数が多い分、連絡頻度も高い傾向があります。
- マイページ設定:ログイン後「プロフィール設定」→「連絡先・連絡方法の設定」から電話・メールの優先順位を変更できます
- 担当者への直接連絡:面談時または初回メールで「メール連絡希望」と記載するのが最も確実
- 活動休止設定:マイページの「活動ステータス」から「現在は積極的に活動していない」に変更すると、自動的に連絡頻度が下がります
- 問い合わせ窓口:0120-960-011(平日9:00〜21:00、土日祝9:00〜18:00)
doda(パーソルキャリア)
dodaはエージェントとスカウトサービスが一体化しており、複数チャネルから連絡が来ることがあります。
- マイページ設定:「会員情報の変更」→「メール配信設定」から各種メールの受信可否を細かく設定可能
- 電話連絡の停止:担当キャリアアドバイザーに「電話ではなくメッセージ機能を使ってほしい」と伝えると、アプリ内メッセージで対応してもらえます
- スカウトメール:「スカウトサービス設定」から企業・エージェントスカウトの受信設定をそれぞれ変更できます
- 問い合わせ窓口:0120-366-011(平日9:00〜21:00、土日9:00〜18:00)
マイナビエージェント
マイナビエージェントは20〜30代の転職支援に強く、初回面談の設定を急ぐ傾向があります。
- マイページ設定:「登録情報の変更」→「連絡方法の設定」から電話・メールの希望を変更できます
- 初回面談前の連絡:登録フォームの「備考欄」や初回連絡時に「メール希望」と記入すると、最初から電話なしで進めることができます
- 担当者変更:相性が合わないと感じたら、問い合わせフォームから担当変更を依頼できます
パソナキャリア
パソナキャリアは女性の転職支援・ハイクラス転職に力を入れており、比較的丁寧な対応が期待できます。
- マイページ設定:「会員情報変更」→「受信設定」でメールマガジンや各種通知の受信可否を設定できます
- 電話連絡の頻度調整:担当者に直接「週1回程度のご連絡でお願いします」と伝えるのが最も効果的です
- 問い合わせ:マイページ内の「お問い合わせ」フォームから相談が可能
ビズリーチ
ビズリーチはスカウト型のため、担当者から直接電話がかかってくるケースは少ないですが、スカウトメールが大量に届くことがあります。
- スカウト設定:「スカウト受信設定」から受信したいスカウトの条件(業種・職種・年収)を絞り込むことができます
- 公開設定:「レジュメ公開設定」でプロフィールの公開範囲を制限すると、スカウト数自体を減らすことができます
- 休止設定:「活動状況」を「情報収集中」「転職意欲なし」に変更することで、スカウトの頻度が自然と下がります
電話を減らすための事前設定
エージェントへの登録前・登録直後に適切な設定をしておくことで、そもそも電話が多くなる状況を防ぐことができます。
登録フォームの「備考欄」を活用する
多くの転職エージェントの登録フォームには「備考」「ご要望」「その他」などの自由記入欄があります。ここに以下のような一文を入れておくだけで、初回連絡からメールになるケースがほとんどです。
備考欄の記入例
「在職中のため日中は電話に出られません。初回のご連絡はメールにてお願いします。メールを確認後、面談日程についてご返信いたします。」
連絡可能な時間帯を具体的に記入する
登録フォームや初回メールで、電話に出られる時間帯を具体的に伝えておきましょう。
- 「平日12:00〜13:00、または19:00以降であれば電話対応可能です」
- 「土日の10:00〜17:00であれば電話でお話しできます」
時間帯を限定することで、その時間外の電話は担当者も入れにくくなります。
マイページの「活動ステータス」を正確に設定する
「今すぐ転職したい」というステータスにしていると、担当者も積極的にアプローチしなければならないと判断します。実際の転職希望時期に合わせて、以下のように設定しておきましょう。
- 今すぐ転職したい → 連絡頻度:高
- 3か月以内に転職したい → 連絡頻度:中
- 良い求人があれば検討したい → 連絡頻度:低
- 情報収集中 → 連絡頻度:最低限
ステータスを「情報収集中」や「良い求人があれば」に設定しておくだけで、担当者の連絡頻度が自動的に下がります。
複数エージェントに登録する際の注意点
複数のエージェントに一気に登録すると、それぞれから集中して電話がかかってきます。一度に3社以上に登録するのは避け、1〜2社ずつ段階的に登録することをおすすめします。また、すべてのエージェントで「メール優先」の設定をしておくことが重要です。
それでもしつこい場合の最終手段
上記の方法を試しても電話が止まらない、担当者が要望を無視して連絡を続けてくる、という場合には以下の対処法を検討してください。
担当者の変更を申し出る
「電話が多い」「要望を聞いてもらえない」と感じる場合、担当者との相性問題という可能性もあります。各エージェントには担当変更の窓口があり、ほとんどの場合は無料・スムーズに対応してもらえます。
- 申し出方:「現在の担当者との連絡スタイルが合わないため、担当を変更していただけますか」とマイページのお問い合わせフォームや代表電話で伝える
- 注意点:「担当者が悪い」という言い方ではなく、「自分の転職活動のスタイルに合わせてほしい」という表現を使うとスムーズです
退会手続きをする
退会することで、エージェントからの連絡はすべて停止されます。退会しても、一定期間後に再登録することは可能です。
- リクルートエージェント:マイページ「退会・サービス利用停止の手続き」から手続き可能
- doda:マイページ「会員情報の変更」→「退会」から手続き可能
- マイナビエージェント:マイページ「各種設定」→「退会手続き」から手続き可能
退会前に「担当者変更」や「活動停止」を試してから判断するのがベストです。退会するとそれまでの求人紹介履歴やメッセージ履歴が消えてしまうことがあるためです。
着信拒否・番号ブロック
担当者から直接の電話が止まらない場合、着信拒否は最終手段として有効です。ただし、複数の番号から電話がかかってくる可能性があるため、着信拒否だけでは完全には解決しないこともあります。着信拒否する前に必ず退会手続きを行いましょう。
苦情窓口・消費者相談センターへの相談
明らかに不適切な営業電話(断った後も繰り返しかかってくる、深夜・早朝に連絡が来るなど)が続く場合は、正式な苦情申し立てを検討してください。
- 各エージェントの公式窓口:マイページ内の「お問い合わせ」フォームから書面で苦情を申し立て
- 厚生労働省の相談窓口:職業紹介事業者に関するトラブルは「職業紹介事業者等に係る相談・申告窓口」(各都道府県労働局)へ
- 国民生活センター:消費者ホットライン「188」(いやや)で相談できます
よくある質問(FAQ)
Q1. 電話を断ったら求人を紹介してもらえなくなりますか?
A. なりません。連絡手段や頻度の希望を伝えることは、サービスの内容に影響しません。メール連絡に変えても、求人紹介・面接調整・条件交渉といったサービスはすべて継続されます。担当者も「電話を断られた=やる気がない」とは判断しません。安心して希望を伝えてください。
Q2. 着信拒否してもエージェントからの電話は止まりますか?
A. 一時的には止まりますが、別の番号や担当者から連絡が来る可能性があります。根本的な解決には、マイページで「活動停止」に設定するか、メール連絡に変更してもらう方が確実です。着信拒否だけでは担当者も「繋がらないだけ」と判断してアプローチを続ける場合があります。
Q3. 登録したばかりなのに電話が多すぎます。どうすればいいですか?
A. 登録直後の72時間は特に連絡が集中しやすい時期です。最初の1本目の電話を取った際に「メールで連絡をいただけますか」とはっきり伝えることが最善策です。または登録後すぐにマイページの連絡設定を変更し、担当者へメールで「メール連絡希望」と送っておくと、その後の電話がかかりにくくなります。
Q4. 転職する気がなくなったのに電話が来ます。どう断ればいいですか?
A. 「現在は転職活動を見合わせることにしました。機会があればまたご相談します。ありがとうございました。」とひと言伝えるだけで十分です。無理に理由を説明する必要はありません。マイページで退会または活動停止の手続きをすれば、担当者からの連絡は自動的に停止します。
Q5. LINE公式アカウントやメールも大量に来て困っています
A. LINE公式アカウントはブロックしても問題ありません。エージェントのサービス自体は継続でき、担当者からの個別メッセージは別チャネル(メールなど)で受け取れます。メールについては、マイページの「メール配信設定」から不要なメールマガジン・一斉配信メールの受信を停止できます。担当者からの個別メールは設定対象外のため、直接担当者に頻度の希望を伝えましょう。
まとめ
転職エージェントの電話がしつこいと感じたとき、多くの方は「無視する」「着信拒否する」という方向に走ってしまいがちです。しかし、それよりも「メールに切り替えてほしい」「今は活動を休止している」とひと言伝える方が、関係を壊さずにすぐ解決できます。
この記事のポイントをまとめます。
- 電話が多い理由は「悪意」ではなく、ビジネスモデルとKPIの構造から来ている
- 「メールにしてほしい」と伝えるだけで、大半のケースは即日改善する
- スクリプトを使えば、角を立てずに断ることができる
- 各エージェントのマイページから連絡設定を変更しておくと、長期的に効果が持続する
- 登録前に備考欄で「メール希望」と書いておくと、そもそも電話が来にくい
- 改善しない場合は担当者変更・退会・苦情申し立てという選択肢がある
転職活動は自分のペースで進めることが最も重要です。エージェントはあくまでサポート役——そのサポートの受け取り方も、あなたが主導権を持って決めることができます。連絡方法に不満があれば、遠慮せずに希望を伝えましょう。
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✍️ この記事を書いた人:エージェントK
転職エージェント比較ナビ 編集部
【運営者プロフィール】転職を3回経験した現役ビジネスパーソン。リクルートエージェント・doda・マイナビエージェント・JACリクルートメントを実際に利用し転職成功。現在は「広告費に左右されないフラットな情報提供」をモットーに転職エージェント情報を発信中。延べ10社以上の転職エージェントを体験済み。

